Tricksters2ッ
内藤エキス入り豆乳鍋の味は、すっげぇ美味かった。
皆で美味い美味いと言いながら、あっという間に平らげた。
酒も進み、さらに鍋パーチーは盛り上がる。
ゼンにムチャクチャな酒の飲まされ方した。チャンプルーって、何と何混ぜたんだよ……
「う……もう俺飲めない」
「じゅんちゃん、大丈夫?」
李花の膝の上に倒れ込む。李花は、酒は飲めないのでオレンジジュースで俺たちに付き合っていた。
体が暑い。パーカーを脱いで、もう一度李花の膝に頭を預ける。
はあ、毎回どんだけ飲ませるんだよ。いつか肝臓壊すな。この歳でそんな心配させんなよ。
李花の冷たい手を掴んで頬に押し当てる。
冷たくて気持ちがいい……李花の太もも最高……
「こらぁー、イチャつくなソコ!」
「うるさい変人」
どんなに酒を飲んでも顔色一つ変えないゼンが口をあんぐりと開いた。
「変人……?」