副会長の秘密
☆★
なぜか、今日だけは会えそうな気がして…
ただ、それだけの感で…もちろん、自信なんてこれっぽちもないのに。
ほんの少しの出来事で、気になって…こんなにも行動するなんて、自分でもびっくりした。
うん…今日こそは、言わなきゃ…!
いつもポケットに入ってる、ネームを強く握りしめる。
しばらくすると、3階のフロアが見えはじめて、
ラスト一段を上ろうと足を上げたその時……。
黒い何かが、目の前を遮った。
…っ!!!?