片想
「きゃ…!」
アタシが声をあげたとき。
彼は腕を引き寄せてアタシを庇いダンボールの箱は彼の肩に鈍い音を立てて落ちた。
「…!」
少しして揺れもおさまった。
このビルは耐震性のため少しの揺れでもかなりの揺れを感じてしまう。
そしてここは10階だから特に。
「結構、揺れたけど…。
でも今のなら2か3くらいかもな…」
ダンボールが落ちた肩をさすりながら彼はぽつりと言う。
声がすごく間近に聞こえる。
え?
ちょっと…。
これって宮垣くんの抱かれてる?