☆お姫様と王子様☆-幼なじみは甘くジレッタイ-
「麗ちゃん?」

僕は恐る恐る声をかけた。

「ん?」

何なんだよ。この甘い《ん?》わ。

って違う違う。

何何でしょうか。この甘い《ん?》わ。

「ん?じゃなくて麗ちゃん手を放して?」

「イヤダ。」

いやいや

「でも放してくれないと僕動けないからね。」

「知ってるよ?」

じゃあ

「放してね?」

「イヤダ。」

うん。可愛いけどっ可愛いけどもっ!!!

「放してくれないと僕寝れないし…ね?」

僕は結構限界が来ていた。

そんな僕に有り得ない一言が。

「じゃあ一緒に寝よ?」



< 67 / 151 >

この作品をシェア

pagetop