透明水彩

「……それは2人に、直接聞くといいよ。」

「え?」

「2人は君が居なくなってからの2日間、学校帰りに毎日家に寄ってくれていたんだよ。いつ君が、戻って来てもいいように、ってね。」

「じゃあ、今も……」

「ああ、下にいる。」


そう言って優しく笑う叔父さん。
大切な幼なじみの優しさと思いを感じて、しだいにあたたかくなっていく胸……。


「理人と、藍香が……」

「ほら、だから早く会いに行ってあげなさい。」


この時代でも、あたしを待ってくれている人が居る。

懐かしいこの時代の2人が、あたしを……
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