¥報酬1000万円


居酒屋のような店内…

ただ壁一面に広がる血しぶきが気になる……




『…皆の衆!!聞けっ!!』
オーナーの声色が突如変わる。


オーナーは永井の左手を持ち上げて話し始めた。
『…新たに1名の労働者を雇った!!…年は18…!』
『…18だぁ!?』
『…とんだ若僧だな…!』
『…早死にするぞ……ハハハッ!!』
店内が永井をバカにするような空気になりはじめた。

『名を永井という…!……彼の生きざまを見るがよい!!』

拍手と口笛が店内に響く。




なんなんだ…!なんなんだここは…!





『………やっぱり永井か……永井じゃねぇか…』
突然見たことのある姿が近づいてきて目に映った。

それは…
『……お…おっ…大島か…!!ホントに大島なのか…!!』
『…あぁそうだ…。…やっぱおめぇも来ちまったか…。………このふざけたバイトに…』

数日前から行方不明だった級友の大島と再会する。
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