ちょこれーと



聞いたら
聞いたら戻れなくなりそうな、そんな予感がしたから…



戻れなくなるって…何から?



わからないけど…
でも、聞いちゃダメな気がした。




彼は、それに動じることなく、荷物をゆっくりと床に下ろし、口を覆っている私の掌をつかむとにっこりと笑った。



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