俺様ヤンキーに愛されて。~third~
「…は?」
予想してなかったみあの言葉に思わず間抜けな声が出た。
何で…そんなに怒るんだ?
イジメすぎたか?
目の前にいるみあは泣きながら俺を睨み付けている。
…俺が…悪いよな。
「みあ…悪ぃ。そんなに怒るなよ」
ーーー「もういい」
冷たい声で呟くとみあは俺に背を向けて暗闇へと歩き出した。
「ちょっと待てーーー……!!!」
みあに手を伸ばすと視界が明るくなり、反射的に目を瞑る。
伸ばした俺の手は…みあには届かなかった。