俺様ヤンキーに愛されて。~third~
ボーッとしながら雅ちゃんの姿を追い続けるあたしの視線。
雅ちゃんは、大勢の女子生徒達を勢いよく掻き分けて……
白金の胸へと飛び込んだ。
ズキンと痛む胸。
見ることをやめたいのに、視線が動かない。動けない。
白金は急に雅ちゃんが抱きしめてきたから、体重を支えきれなかったのか座りながら倒れていく。
触れている体と体。
あたしは…もう触れることすら出来ない体に……雅ちゃんが触れる。
あたしが飛び込みたかった胸に、雅ちゃんが飛び込む。
「みあ!!見ちゃダメ!!!」
そう華の声が聞こえて目の前を手で覆われたけれど、今見た光景が頭から消えることは無い。
体の力が抜けていく。