無糖恋愛模様。





その少女は自販機にもたれかかるようにして座っている。

こんな雨の日に…。



いつもなら目に入らないはずの
自販機なのに

目を向けずにはいられなかった。



なぜかその少女に見入ってしまう。

惹かれてしまう。



どう考えてもおかしいシチュエーションなのに。







ついに俺はいてもたってもいられなくなった。

手を差し伸べずにはいられなくなった。









手を差し伸べてしまった。






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