君がくれたもの
出会い
あんたとの出会いは最悪で…

その日は夏なのに雨がひどく、寒い夜だったのを覚えてる


私はバイトが遅くなり………

やっと夜中に終わって、傘をさして家まで歩いて帰ってる途中だった


突然ずぶ濡れの男の人が目の前まで走ってきて話しかけられる



「突然すみません。終電逃しちゃって。お金貸してくれませんか?」


「は……?なんなの?」


「いや…失礼なのはわかってるんですけど、貴方の他に歩いてる人いなかったし、飲みすぎて酔っ払って財布落としたみたいで…お金なくて困ってたんです。」


しどろもどろに男は答える




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