君がくれたもの
「事情はわかりましたけど、知らない人にお金貸してくれって…普通無理でしょう?何考えてんの?」


いきなりのことだったし、危ない人だと思いキツい言い方をした。



男の言うとおり、飲んでたみたいで

酔っ払い特有のフラフラした足取り…


お酒のキツい匂い…

(たちの悪い酔っ払いか……)

正直、酔っ払いは面倒くさいし帰りたかった。


男を冷たい目でみていると

男はため息をつき


「……もういいです。」


そういい

その人はその場に座り込んでうなだれてしまった



「ちょっと!!
ここ車とか通らないわけじゃないんですよ!?せめて迷惑ならない所に………。」

そう言いながら男の目線にあわそうと私もしゃがむと……




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