君がくれたもの
車内では苦しそうな瞭我の息づかいが響いていた。


「瞭我さん、もう着きますから…看護婦さん呼んできますね。」


「あぁ。よろしく。」


それから男の看護師さんが出てきて車椅子に瞭我は乗せられていった。


トドウ&ニーダは待合い室で瞭我の治療が終わるまで仮眠をとって待っていた。



瞭我「お待たせ。ずっと運転で疲れただろ。」

そういい車椅子で二人に近寄る。


「アバラはヒビだけ。肺にも傷とかないから大丈夫。
夜も遅いからこのまま入院する。
お前達はゆっくり休んで…サチちゃんとあやちゃん明日すぐに迎えに行ってくれないか?
本当はすぐ迎えにいってほしいし、女の子だけで心配だから連絡とりたいけど、山の中で携帯つながりにくいし。
女の子を置いてけぼりもどうかと思うけど…
お前達にも無理させたくないからさ。明日でいいよ。お願いな。」


「わかりました。お休みなさい…お大事に!また連絡します」


そういいトドウ&ニーダは車に戻り病院の駐車場で仮眠をとる




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