最後の恋
『うん…確かにお前と別れて別の女と付き合ったけど…半年も経たないうちにすぐに別れてたんだ。それからずっと悩んでた。やっぱり俺、莉奈じゃないと…』
『勝手すぎるって』
『でも俺…』
『ごめん、もう遅いよ。それに…サトルの言葉が信じられない。傷つくのはもう嫌だから』
『ちょっと待って、だからさ、時間つくっ』
サトルが何か言いかけてたけど。
一方的に電話を切ってしまった。
ドキドキと早くなってる心臓の音。
何なの…
いきなり電話してきてやり直せないかな、なんて…勝手すぎるよ。
今さら…
遅すぎる…