最後の恋


なんだか仕事が手につかなくなった。

これから先ずっと、こんな風に罪悪感を感じたりビクビクしたりしながら付き合っていかなきゃいけないんだ。


秘密の関係って面倒くさいな…。

自分が言い出したとはいえ先のことを考えると一日中ずっと気分が晴れないままだった。



そしてその日。



「莉奈さん起きてた?」


お風呂あがりにかかってきた椎名からの電話で、早川さんの計画の早さを知って驚いた。


話を聞くと、ついさっき大原君から椎名に電話がかかってきたらしく、明日の仕事終わりに早川さん達と食事に行くことになったらしい。


「どうしよう…」


電話の向こうでつぶやく椎名の声に私は戸惑いながら考えた。


「うーん…。大原君に言われたんじゃ行くしか…ないんじゃないかな」


上司と部下の立場もあるし、嫌でも仕方ないような気がする。



「えっ?莉奈さん大丈夫なん?」

「えっ?私?何が?」

「大原さんまた六人で行こうって電話してきたんすよ!?」


ろ…六人⁉︎

六人ってもしかして。

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