最後の恋


やっぱり勝手すぎる。

都合よすぎない?

離れて気付いた?気付くまでに二年もかかったわけ?


それでいきなりプロポーズ?

ふざけないでほしい。

プロポーズの意味分かってるの?


イライラしながらさっきのやりとりを思い出していた時だった。


ブーッブーッ…

手にしたままの携帯が震える。

相手を確認すると、すぐに私は電話に出た。


「もしもし?」

「あっ、莉奈さーん?俺!蓮っすー」


いつもと口調の違う椎名の声。


「酔ってるの?」

「酔ってませーん」

「酔ってるじゃん」

「あははっ、莉奈さんに会いたい」


明らかに酔ったような椎名の声に何だか力が抜けて行く。


「結構飲んだの?」

「ゲームしてちょーっとだけ飲みました」

「ゲーム?」

「うん、サーティワンゲームって知ってる?それで大原さん達に連続でハメられてぇー、一気させられてぇー」


飲まされたって言いたいわけだ。


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