最後の恋
『お疲れ様です!』
『お疲れ様です!松永さん』
そしたら、
可愛いイケメン男子が二人。
爽やかにご挨拶してくれた。
わぁーっ。やっぱりあのコンビじゃん。
若い。若い若い。
肌なんてツヤツヤだし、なんかこう……キラキラしてる。
営業部はうちの部署の隣だし、今までも何度かこの二人を社内で見かけたことはあったけど。
こんな至近距離で見るのは今日が初めて。
しっかし……ずいぶん整ったルックスだ。
高身長に甘いマスク。
なんていうか、30前の私からすると直視出来ないくらい……まぶしいわ。
そういや、入社してきた頃から社内では超絶イケメンコンビが営業部に入ってきた!なんて噂になっていたくらいだったけど。
二人揃ってここまで結構なイケメンだと、そりゃあ女子社員たちは噂話にキャーキャー黄色い声をあげて花を咲かせてたわけだな。
納得。
『お疲れ様です』
内心テンション上がっちゃってるのに、とりあえず冷静に対応。
この歳にもなると、自然とこうなっちゃう。
だけど、大原くんの両隣に立つ二人のイケメンを交互に見ながら、私は頭の中で彼ら二人に似ている芸能人をそれぞれ想像していた。