最後の恋
受付が始まると、何人かの懐かしい顔ぶれにも会うことが出来た。
芳名帳に名前が増えていくにつれ、こんなにたくさんの人達がエリ達の結婚式のために来てくれているのだと思うと嬉しくもなった。
新郎側の受付もすぐ隣で行われていた。
時々そちらに視線を向けると、何のついでなのか薬指のチェックをしてしまい、指輪をしている人ばかりが目立つとやっぱり独身は少ないのかと勝手に落ち込んでしまっていた。
別に出会いを求めているわけではない。
そんなにガツガツするほどの恋愛力はなくなってしまっている。
「もうすぐだね」
「うん」
式が始まるのは2時からだ。
刻々と、その時間は近付いてきている。
そしてーーー。
参列者全ての受付が終わると、私達もチャペルへと急いだ。
「親族の後ろに席が空けられてありますのでこのまま前にお進み下さい」
チャペルに着くと、スタッフの人が私達を前まで誘導してくれた。
そこは、エリのおばさんが座っている真後ろの席だった。