水晶の涙
「じゃあ、気をつけて帰ってね!バイバーイっ!また明日ー!」
ピョンピョンと跳ねながら手を振るユリ先生は…やっぱり子供みたい。
「んじゃ…また明日な、アリア」
「うん、また明日ね!」
先生達に見送られながら、生徒が一斉に帰宅し始める中。
カイ君は、この辺りでは最も賑わう商店街の方面へ、私はその方向とは真逆の人通りの少ない道を歩き始めた。
「…よし!早く『皆』に会って、今日の事をお話しよっと」
私は歩きながら、一人呟く。
…その『皆』って言うのは、私の大切な沢山の友達の事。
その友達というのは…この世の人々から最も恐れられる存在でもある。
「あ、そうだ!チナおばさんが焼いたクッキー持ってって皆と一緒に食べよ!」
だけど、私は
その恐れられる『皆』に会えるのが凄く嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。
だって彼らは
私が唯一、素の自分のままでいることの出来る一番の友達だから。