トリプルトラブル【完】
 「何だ? どうした?」
騒ぎを嗅ぎつけ正樹と直樹が駆けつけてきた。


『覗きだよ』
ドアの向こうからぶっきらぼうに美紀が言う。


その言葉を聞いて、秀樹は頭を振った。


「こいつが暗くして入ってたんだ。俺は悪くない。」

秀樹は興奮していた。


――ジャー
コップに水を注ぐ正樹。

正樹は頭に血が上っている秀樹を落ち着かせようとしてそれを渡した。


「ったく人騒がせな……」

直樹は秀樹を気遣いつつ、それでも笑いながら二階へと戻って行った。
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