開国維新の洋魔戦記
第二幕

旅行

手代木は妹の葵と日光に向かった。


妹には鬼怒川温泉に湯治に行くということにしてある。


金があったので、結構いい宿に泊まれた。


手代木は旅館のお湯に浸かりながら明日のことを考えていた。


『明日からは山道に入る。

妹の足は遅くなるからいままでのようには進めないだろう鬼怒川までにはもう一泊したほうがいいだろうか…』


『道すがら、手代木は時々、素戔嗚尊を完全に体内に入れようと意識したが、なかなか上手くいかなかった。

藤田の言うように自在に出し入れできないと…』
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