開国維新の洋魔戦記

闘技場

手代木はすり鉢場の闘技場に

連れて来られた。



観客席には、悪態をついた堕天使達が大勢見物に来ていた。



警備隊長は手代木の手かせに大きな重りを付けた。


足には重りの付いた足かせもつけさせた。



「この位でいいな。

なぶり殺しになるといい」


警備隊長は手代木が素早く動けないことを


確認しながら、続けて部下に言った。



「おい、虎の用意はどうなっている。


俺の堕天使を憑かして、みるから支度しろ」



部下は虎の用意にその場を去っていった。

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