暗がりの夜だから


義父さんの私に対する態度も決して温かいものではなかった。

戸籍上は娘となっても、私はそこらへんのお手伝いさんとそう変わらない。

散々こきつかわれ、罵られ、時には…拳にだって耐えてみせた。

涙なんか、見せてなんてあげないよ?

義父さんの前では、絶対に泣かなかった。

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