イケメン大奥

「レイ、あたし、図書室で調べてみるよ」


力んだら、肩凝ってきちゃった。それでもあたしは本気だ。

やると決めたら必ず調べてみせる。


「まぁ、上様となるまでは、共に休みましょう」

ぽんぽん。

毛布を叩くレイ。


「一緒に!?〇△■〇△&」

「ベッドは一つですし、わたくし床の上は痛くて眠れません」

あたしはパニックになる。


まだ上様じゃないから命令するわけにも、いかないし。

どうしようったら、どうしよ……。




「何もしませんよ」


「へ?」

それは、

ちょっと残念かも……。


「何か期待されているのでしたら、
 
 共にあんな事やこんな事やらいたしますが」


あ、手首がまた痛み出した。

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