天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ
「それにしても…」

チッと舌打ちする宜虎。

それを境に、捜査隊の面々はだんだんと無口になる。

ならざるを得ない。

…凄まじい圧力だ。

殺気と言ってもいい。

「ずっとつかず離れずでついて来てるんだけど」

武道の心得のある美葉にはわかる。

この研ぎ澄まされた刃のような殺気。

先日体育の授業で味わった経験があった。

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