for you ~キミのために~
「こんにちは」
「あっ、こんにちは鈴村さん・・・。」
「どうしたんですか今日はハル、テレビの収録じゃ・・・?」
「ぃいや、今日は頼みがあってきたんです。」
「なんですか?」
「ぃっ言いずらいんですけど・・・。
ハルと別れてください。」
「なっ、なんでですか?」
「あなたといるとハルが迷惑なんです。」
「えっ。」
「あなたといるとハルは俳優の活動に専念できないんです。」
「ぇっ」
「おねがいします。」
「い、いやです。」
「分かってください・・・。ハルは今まで一生懸命がんばってきたんです。でも、今はアナタのことばかり考えていて、活動に専念できていないんです。」
「それでも、いやです。」
「本当にお願いします。ハルはみんなの芸能人なんです。」
その言葉にはっとした。