ハーレム ブラッド
食後



「お風呂の順番はどうしますか?」

咲子が言う。

「お前ら先に入れ。

その間に俺はコンビニで立ち読みでもしてくる。」

幸大が言う。

「え〜。

幸大君と一緒に入りたいにゃ〜。」

クーニャが言う。

「今の俺だと本当にやりかねないからな…

だからお前ら全員が上がったらメールしてくれ。」

幸大が言う。

「私も幸大と入りたいぞ。


裸と裸の付き合いだ!!」

マリアが言う。

「断わる!!」

「じゃあ…夏休みに遊びに行った時はどうかにゃ?


せっかくだし羽目をはずそうよぉ〜。」

クーニャが言う。

「断わる!!」

「あら…夏休みの思い出づくりだと思えば良いじゃない。

私も幸大と一緒に入りたいわ…」

姫野が言う。

「お前ら…俺が今の状態だからって…」

「私も幸大さんと一緒に入りたいです。


桂木先生も沙羅さんもそうですよね?」

咲子が言う。

「う…うん。」

桂木は真っ赤になった顔で小さく頷く。


「私も幸大さんの背中を流したいです…」

沙羅が言う。



「うっ…

ったく…

気が向いたらな…


(どうせ忘れんだろうし…)」


「あ…今、録音しましたから。」

咲子が携帯のボイスレコーダーを起動していた。
< 206 / 500 >

この作品をシェア

pagetop