ハーレム ブラッド
…。




「なんか最近、俺のキャラが崩壊してないか?」

幸大が呟く。

「自問自答に答えはないですよ?」

咲子が言う。

「桂木先生は顔を赤くしてプールに潜ってるわよ?」

姫野が言う。



「あの…幸大さん。

私の水着は…どうですか?」


沙羅が言う。

「ああ…もぉ…可愛いぞ畜生!」

幸大が沙羅の頭をガシガシと撫でる。


「あ…ありがとうございます。」

沙羅が顔を赤くする。

「私は?」

姫野がポーズを決めながら言う。


「私はどうですか?」

咲子が言う。

「私はどうかにゃ〜?」

プールから上がりながらクーニャが言う。



「…。

まぁ…お前らは元からスタイルも顔も良いからな…か…可愛いとは思うぞ…」


「よく聞こえないわね…

もう一回言ってくれないかしら。」


姫野が笑いながら言う。


「てめぇ…わざとらしいぞ…」


「なんのことかしら?」

姫野が言う。

「それよりも今、なんて言ったんですか?」

咲子が言う。


「ったく…


悪くないって言ったんだよ!!

じゃあな…俺も泳いでくる。」



幸大が立ち去る。


「素直じゃないにゃ〜。」

クーニャたちは嬉しそうに笑う。
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