ハーレム ブラッド

翌日


海にて


「幸大君〜！」

クーニャが走ってくる。

黄色の水着。

そして、揺れる…

「とりゃー！」

ドッ！

マリアの声。

「ぎゃぶ!?」

砂浜に顔面スライディングのクーニャの上に乗るマリア。

「って…なぜに白スク水!?」

幸大が言う。

「あら、お似合いだと思ったけど？」

姫野が言う。

「まったく、どこにいても騒がしいですね。」

咲子が言う。

「岡田君…どうかな？」

桂木が言う。

「めちゃめちゃ可愛いです。」

「そ、そう？」

桂木が照れる。

「わ、私はどうですか？」

沙羅が言う。

「ああ、似合ってる。」

「あ、ありがとうございます。」

「闘魂注入キーック！」

幸大が真横からの跳び蹴りで海へと吹き飛んだ。


「のわぁっ!?」


ドボンッ！


「お祖父ちゃん!?」

桂木が言う。

「まったく、優衣の姿を不埒な目で見よって！」

祖父が言う。


ぷか…

幸大が大の字で浮かび上がる。


「くそジジイ…」


「なんてことするのよ！」

桂木が怒る。


「蹴りも避けれぬほど弱いアイツが悪い。

あんな奴に孫が任せれるか!!」


「弱い…か。」


「ん？

生きとったか。」

祖父が言う。