ハーレム ブラッド
「マリア、クーニャにも伝えてくれ。


神社に集合。

場所は周りの人に聞け。」


『わかった!』


通話が切れた。


「ったく。」

幸大が言う。




神社付近


「ちょうど良いところに居たか!

小わっぱ、ちょっと来い!!」


桂木祖父が現れた。


「お祖父ちゃん!?」

桂木が言う。

「ちぃと…トラブルがあってな。

手を貸せい!」


「しゃーねぇな。

2人は姫野たちと合流して神社で待っててくれ。」


「わかりました。」

「ええ。」






神社


「まったく…

迷子になるなんていったいいくつなんですか?

私よりも年上には見えません。」

咲子が言う。

「悪かったわね。

それよりも、幸大は?」

姫野が言う。

「ああ…幸大さんは、」

「来ねぇよ。

良い具合にあのジジイと男を引き離せたな。」



男たちが大勢。

姫野たちを囲む。

「あなたたちは…昼間の?」

咲子が言う。


「ああ。


あんときのジジイ…あいつをお前らから引き離すために…出店を焼いたんだが…あのガキまで引き離せたな。


まぁ、あのガキは首を見る限り人間だったみたいだが。」


男たちの眼が光る。


赤、青、黄色の眼。
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