ハーレム ブラッド
「暑くないか?」

1つの布団に二人で、抱き合いながら寝るのは確かに暑いです。


でも、構わないと思います。


もし、このまま暑くても私は離しません。


「幸大さんが暑さで寝付けなくてもそれは先ほどの罰です。

それに、明日は学校も休みですから寝不足でも問題ないですよね?」


「…。

はぁ…。

抱きしめたままだと別の意味で寝付けなくなりそうだ。」

「そこはかっこよく

『今夜は寝かさない』

くらい言ってくださいよ。」


電気の消えた真っ暗な部屋の中で…


「んっ…」

幸大さんは私にキスをします。


それから、首筋にもキスを。


翌日もキスマークが残ります。


私はそのあとを隠しませんが…キスマークを見た人たちが想像するようなことはしてません。

「まったく…残念です。」

「な…何がだよ?」

「こんなことをするならいっそ、最後までいった方が良いと思いますよ?


幸大さんは悶々としなくても良いですし。

私は…気持ちよくなって他のハーレムの人たちよりも一歩リードできますから。」


「まだ…だ。

まだ…今のままのお前を大切にしたい。」

幸大さんはさらに強く抱きしめるから…愛されてるとわかるから、私もまだ…今のままでいい。

まだ…今は。

でも、最近はキスマークなどとやることがエスカレートしてますから近いうちに幸大さんと結ばれるかも知れませんから…

だから…

「私は…幸大さんをずっと待ってますよ。」

私を強く抱きしめる大好きな人を私も強く抱きしめた。



咲子dayS END
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