ハーレム ブラッド
「そんなことは…」


「だろうね。

だから…女の子たちも君には何も言えない。


君は翡翠の眼の吸血鬼の影響かはわからないが、女の子たちの体を求めるという動作が最近は目に見えて増えているそうだね?


学校内でこっそりキス。

今までならこんな大胆なことはしなかった。


姫野が言っていたよ。」


「…。

だから…最近は我慢できなくなることが多くて…」


「まぁ…女の子たちに手を出さずに性的欲求を解消したいなら…」


バサッ…

資料を渡された。

「これは?」

「風俗の情報だ。」


「ぶっ!?」

「学生の君には普通の風俗は入れないからVAPが認可している風俗を紹介しよう。


吸血鬼の女性のみが働いている。


代金の他に血液を少々が相場だが、君なら血液を吸わせれば無料で使えると思う。」

「何の冗談ですか?」

「冗談ではないよ。


性的欲求を解消するなら手っ取り早い。

一番手っ取り早い方法は君がしたくないと言うんだからね。」

「もっと根本的に…副作用をなくす薬とかはないんですか?」


「正直に言えば…副作用に対してはまったく解明できていないし原因物質も見当たらない。

だから…薬もない。」
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