ハーレム ブラッド
バレンタインはお菓子会社の陰謀!?
2月

テストも終わり心が軽くなった生徒たち


しかし…2月には男女ともに最大級のイベントがあるのだ…



「幸大が休み時間に1人なんて珍しいな?」

行正が言う。

「あいつらはあそこだ。」

幸大がクーニャの席を指差す。

「山下さんの席に集まってなにしてんだ?

って先生も、咲子ちゃんもいるじゃん!?」

行正が言う。

「先生はともかく、咲子はバレたら厄介なんだが…」

幸大が言う。

「で、幸大だけハブられてどうしたんだよ?」

行正は幸大がハブられたことが嬉しそうだった。


「バレンタインのチョコを作る話し合いだとさ…

俺には当日まで秘密だとか言ってた。」

幸大が言う。

「ぬぁ〜にぃ〜!?


この裏切者!」

行正が泣く。

「何だよ、裏切者って…」

「俺たちは出会ってから今まで一度もチョコをもらわずに生きてきたのに…

くっそー!」

教室に行正の嘆きが響き渡る。


「あ、でも、行正にも義理チョコをやるって言ってたぞ?」

幸大が言う。


「「マジかよ!?」」

周囲の男子が集まった。

「うぉっ!?

何だよ、お前ら…」

幸大が言う。

「つーか、マジで俺にもチョコを!?」

行正が言う。
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