ハーレム ブラッド
「義理チョコだぞ?」

幸大が言う。

「義理チョコも紛れもないチョコだ!!

俺ならいっそ、チョコを作る過程で道具に付いたチョコでも良いぞ!!」

行正が言う。

「いや…そこまでかよ。」

「つーか、何でお前が知ってんだよ…俺にチョコをくれるって!」

行正が言う。

「あいつらが行正がチョコを好きかどうか聞いてきたから何でそんなことを聞くのか聞いたら義理チョコをあげるそうだ。」

幸大が言う。

「マジか!?

誰からだろ…

あの6人なら誰でもOKだけどな!!」

行正が言う。

「マリアと先生は多分行正にはやらないだろうな…

マリアは性格的に。

先生は一応、教師って立場だからな。」

幸大が言う。

「どっちにしろ、バレンタインにチョコなんて素晴らしい!!」

行正が言う。

「くっそ!」「俺もほしいぞ!!」「何で行正が!」「幸大…俺らの分も頼めよ!!」


男子から罵声が飛ぶ。

「ふふん。

悪いな。

僕は君たちよりも男としての魅力があるんだよ。」

行正が勝ち誇るように言う。


ガシッ!

幸大が行正の頭を片手でガッチリと掴む。

「おい…行正。

勘違いするなよ?

お前がチョコをもらって浮かれ…あいつらに変な気を起こした瞬間…

地獄まで速達で送るからな?」

ギリギリ…

「痛い!!

痛いです!!

ち、調子に乗りました!!」

行正が言う。
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