十字架に鎖を



その変化に気づいてしまう俺は、吸血鬼だ。


「ほら、いいにおい。」


鼻の先に血のついた指を突きつけられ、その芳醇な薫りをおもいっきり吸った。


「…っ。」


「琉ちゃん、だいぶ我慢してるよね。偉いと思うよ。だけどさ、血を吸わないと、死んじゃうんだから。」



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