シンクロニシティー


 違うか……

 自ら進んでやったことだ。
 私は自ら望んで、自分の身体を穢した。


 ナッチを守りたかったんじゃない、独りになりたくなかっただけ。
 屈折した使命感、満足感に酔っていたかっただけ。



 全部、自分のせい。自業自得だ。



「二度と学校なんか来れなくしてやる」

 ナッチの低い囁きの後、いつの間にか室内に流れていた伴奏のボリュームが上げられ、耳がキンと痛んだ。
 


 これ以上穢されるぐらいなら――

「こんな大勢に犯されるぐらいなら……死んでやる」

 爆音に負けないよう大声で叫んだ。


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