色をなくした世界
「痛い!!!アズのチョップは本当に痛い!!!」



叩かれた頭を擦りながら、雪乃は涙目で抗議するが・・・・梓は全く聞いていない。



「そんな辛気臭い顔で現れたら、雄大君も和哉君もビックリするでしょ?だから私が元気づてあげたの」



有難く思えよー!!という梓に雪乃も少しだけ元気が出る。



本当に悔しいが、結局梓の言葉にいつも元気をもらうのだ。



「アズは今日どこも行かないの?」



雪乃が未だにパジャマなままの梓に尋ねれば、梓は食料を買いに行きたいと言う。



「そう言えば・・・・冷蔵庫何にも入ってないや・・・まだ12時まで時間あるし、一緒にスーパーまで行く?」


雪乃の言葉に、着替えるのめんどくさいと言う梓。



「もう・・・仕方ないな・・・じゃぁ私が行ってくるよ。何が良い?」



雪乃が出かける準備をしながら聞けば・・・・サンドイッチと返ってくる。



はいはいと笑いながら、雪乃は鞄を取り家から出て行った。
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