色をなくした世界
雪乃の意識が戻らず・・・2日がたった。


雪乃を心配した友人や会社の人が見舞いに来たが・・・雪乃の意識は戻らなかった。


2日目の夜・・・連絡をうけた和哉の両親がやってきた。


「・・・・雪乃ちゃんが事故にあったって聞いて・・・・」



その後は言葉が続かなかった。



雪乃が寝ている姿に生気が感じられず・・・・その姿が息子の亡くなった時の姿と重なる。



和哉の父が雄大がいるのに気が付いた。



「雄大君・・・・雪乃ちゃんは・・・」


雄大は挨拶すると、梓に聞いたままを伝える。スーパーの帰り、子供を庇って車にひかれたと・・・。


和哉の母がそれを聞き泣き出す。


「そこまで仲良くなくても・・・・」


続きは聞かなくても分かる。



和哉と雪乃はどこまでも似ていたから・・・・。




雄大達が黙ってしまった時、和哉の母が思い出したように手紙を取り出した。



「そう言えば・・・これ・・・」



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