色をなくした世界
「それなら良かったよ・・・雪乃ちゃんにはどうしても春日谷の気持ち分かってあげてほしくてさ・・・」
退院の日におしかけちゃった。とおどけて青山が笑えば、雪乃も笑う。
「聞けて良かったです。聞かずにいたら・・・春日谷さんの事ただの酷い人って思ったままでいそうだったし・・・」
そんな事もう思ってなかったが、貴重な休みを使い来てくれた青山に気を使わせないよう雪乃は言う。
「まぁアイツが酷い奴なのに変わりはないから・・・何か言われたらすぐに言うんだよ?」
そう言って頭をなでると、雄大と梓が迎えに来たのが見えたのか、青山は帰って行った。
帰り際に何故か雄大に蹴りを入れていたが・・・・。
「話終わったの?」
梓が雪乃にコートをかけながら聞いてくる。
入院してから至れり尽くせりの日々である。
「終わったよ!!何か貴重な話が聞けて良かった」
大切な人を亡くして・・・それでも一人で立ち直り生きていく強さを持っている一馬。
それに比べて自分は色んな人に支えられて・・・やっとここまで来れたのだ。
(そりゃ・・・・イラつくね)
雪乃は心の中で溜息をつく。
その様子を雄大は何とも言えない顔で見ていた。
退院の日におしかけちゃった。とおどけて青山が笑えば、雪乃も笑う。
「聞けて良かったです。聞かずにいたら・・・春日谷さんの事ただの酷い人って思ったままでいそうだったし・・・」
そんな事もう思ってなかったが、貴重な休みを使い来てくれた青山に気を使わせないよう雪乃は言う。
「まぁアイツが酷い奴なのに変わりはないから・・・何か言われたらすぐに言うんだよ?」
そう言って頭をなでると、雄大と梓が迎えに来たのが見えたのか、青山は帰って行った。
帰り際に何故か雄大に蹴りを入れていたが・・・・。
「話終わったの?」
梓が雪乃にコートをかけながら聞いてくる。
入院してから至れり尽くせりの日々である。
「終わったよ!!何か貴重な話が聞けて良かった」
大切な人を亡くして・・・それでも一人で立ち直り生きていく強さを持っている一馬。
それに比べて自分は色んな人に支えられて・・・やっとここまで来れたのだ。
(そりゃ・・・・イラつくね)
雪乃は心の中で溜息をつく。
その様子を雄大は何とも言えない顔で見ていた。