ワケがありまして、幕末にございます。
「アタシもぅ帰ってい?」
「あ、うん〜。
いつもありがと〜な〜」
しゃべり方までもヤル気が感じられない。
いいのか!?
この部にこの部長でいいのか!?
「どういたしまして。
じゃ、また来週」
「「「ご指導ありがとうございました!!」」」
聞き慣れた、ここだけは元気のいい声に手を振って、格技棟を後にした。
「じゃ〜ね〜」
…最後の最後にくるこの声も聞き慣れたもんだが、無視して帰った。