ワケがありまして、幕末にございます。




「新八っつぁん…」


「この、バカ…早く行けよ」


「だって…ダメだろ…新八っつぁん達が、」


「違うぜ平助」


「左之…」


「「ダチだから」」


「何処に居たって良い」


「生きててくれば」


「したら…またいつか」


「3人で」












「…じゃあな」













―――ズッシャァ













「…っ、…ア……、はは…」


「…おいっ」


「…?ぉいっ平助…!」















「ヒュー……ヒュ――…」


「平助、」


「…ぱ…っつぁ、…さ……の」


「大丈夫、大丈夫だ、平助…!」















「さい…ご、の…しつも、ん…な…」


「あぁ、なんだよっ?」


「ぉれ…ぱっつぁ、と…さの…居れば…わらぇる、よ」


「…っフぅ、」


「ぐスっ…」


「だか…ら…わら、…て…?」















「ぐへ、ぐへへへ」


「ぶひゃひゃひゃひゃ」


「あは…ははっ」


「ぶっさいくだな新八」


「るせぇよ、」


「は、…あはは…」


「ぐひひひひひ」


「ガハハハハハハ」













「…平助?」


「平助?」


















「……」


「……」














「…またな」






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