ワケがありまして、幕末にございます。
問題は開けてから。
「おはよーさん」
「お、はようございます」
また目が合ったのだ。
今度は明るい太陽の下で。
てゆーか、え、え!?
「さっきも会うたな、新人か?」
「あ、市村愁です」
「そ、俺は山崎や。
よろしゅうな」
「あ、はぁ…」
今、なにくわぬ顔して挨拶しているこの人。
空から降ってきたんですけども。
流石監察!
すげぇすげぇ!
なんて心の中で思いつつ、顔はいたって普通。