コノサキ×××

崩壊


うつぶせ状態になった百合也は顔を上げた。


30m先ぐらいに小さな小屋が見えた


百合也は体が吸い取られるかのように


その小屋の方へボロボロになった足で歩いてゆく。




ガタッ



『!』



ガチャ。



百合也はドアノブを回した



うああああああ




何者かが襲ってきた




このキツい香水の匂い…





『くそばばぁだ』




『あっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは』


こいつ、自分を見失っている。



頭のおかしくなった母は言った。


『私は生き残る…』

『だから、お前を殺す』

『母の右手には血痕の付いたオノがこちらを睨んでいた』


キラッ



『キャーーーーーーー』




ザザッ。




『脩汰郎』



『だから心配だったんだよ!』


『いいから逃げるぞ』



2人は狂気に満ちた白鳥麗子から逃げ出した。


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