『王恋』☆ハロウィンは恋ざかり☆
「そ、それより……賭けはアルが勝ったんだから、何をして欲しいのか知りたいな」


リンがベッドに近づくと、アルはふんわりと掛布団をめくり華奢な身体を引き寄せた。


力強い腕に引き寄せられたまま、唇が重なる。


「リンのその潔さが好きだよ」


「だって、引き伸ばされるのは嫌だから」


「言うのはドキドキするな」


「アルがドキドキするの?なあに?私までドキドキしてきた」


もう一度唇が重なる。


唇を離すと、アルは口を開いた。


「もうひとり、子供を生んで欲しいんだ」


「え……アル、本当に……?」


「あぁ コウと年が近い弟か妹がいたらいいと思ったんだ 大きくなった時、お互いが補え助け合えるように 私は一人っ子だから、兄弟がいなくて寂しく思っていたんだ もちろん、エルやフェリクスはいたけどやっぱり兄弟は違うと思う ふたりを見ていて羨ましいと思っていた コウにそんな思いをさせたくないんだ」





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