わたしとあなたのありのまま ‥2‥


「ねぇ、俺の話聞いてくれない?」

 不意に冬以が私の肘を掴んで引き、自分の方へと振り向かせた。
 咄嗟に「触らないでよ」と叫び、振り解こうと必死でもがいた。

「嫌だ。どうしても聞いて欲しい」

 穏やかだが強めの口調で言い、冬以は頑として放してくれない。
 力では到底かなわないと知りつつ、全力で抵抗した。
 捉えられた腕に自分の全体重を掛けて、逃れようとした。
 が、ビクともしない。

「離してよ!」

 冬以を見上げて大声で怒鳴りつけた。
 途端、冬以がパッと手を離し、自分の意志で傾けていた私の身体は支えを失い転倒した。

 短いプリーツスカートが捲れあがって、私はパンツ丸出しの恰好で横たわった。
 慌ててスカートを直し、その後すぐに地に手をついて上体を起こした。

 恥ずかし過ぎる。
 顔が有り得ないぐらいに熱い。
 ショックが大き過ぎて、立ち上がることも出来ない。


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