わたしとあなたのありのまま ‥2‥
「見たっていうか、視界に入っちゃったんだよ。
ゴメン、ほんと。
だから――
死なないで?」
冬以のその言葉に、ハッとして手を止めた。
そのまま身体が固まったように動けなくなった。
冬以に対して軽々しく口にして良い言葉ではなかった。
あんなにも冬以のことを憎いと思っていたはずなのに、今、私は傷つけたのではないかと後悔している。
冬以は、それでも温かい笑みを崩さず、
「話、聞いてくれる?」
ゆっくりと丁寧に言った。
断ることも、かといって頷くこともできず、呆然と冬以を見詰めていた。
公園のど真ん中で、まだらに芝の生えた土の上に向かい合うようにして腰を落としている私たち二人は、居合わせた子どもたちにはどんな風に映っているのだろう。
きっと酷く滑稽で、もしかしたら不審者のように怖がられているかもしれない。
元気良く走り回っている子たちにとっては、邪魔くさくて仕方がないと思う。