わたしとあなたのありのまま ‥2‥


 けれども、何故だかホッとする。
 この異様な状況が、今の私には合っている。
 そんな気がする。


「遺書が……見つかったんだ。
 ゆきの部屋から」

 私の返事を待たずに冬以が口を開いた。
 私が立てないのをいいことに、自分の目的を果たそうとしているのか、私が拒否しないことを承諾ととったのか。
 どちらかわからないけれど、冬以は淡々と語り続ける。

「やっぱり――
 全部俺のせいだった。
 わかってたんだ、最初から。
 俺、ゆきよりも自分のやりたいことの方をいつも優先させてて。
 でも、ゆきは一度も文句を言ったことなかったから。
 俺の知らないところで、寂しくて泣いてるかもとか、少しも考えなかった。
 ああ違う、気付いてて、見ないふりを続けたんだ。

 田所悠斗のことも書いてあった。
 アイツの気持ちを知ってて利用したって。
 申し訳ないことしたって」

 そこで冬以は、一度息を吐く。
 その様がとても苦しそうに見えて、胸がギュッと締め付けられた。


< 182 / 363 >

この作品をシェア

pagetop