わたしとあなたのありのまま ‥2‥
「ほのか……
三人で一緒に帰ろ?」
綾子がそっと私の肩に触れた。
その優しさが私にとってどれほど残酷か、きっと綾子はわかっている。
けれどこの状況じゃ、そう声を掛けるしかない。
私だってそれぐらいのことはわかる。
綾子は悪くない。
悪いのは全部私だ。
いつまでもウジウジ、メソメソしている私が悪いんだ。
「一人で帰りたい……って言ったら怒る?」
冗談っぽく笑いながら言ってみた。
「怒らないよ」
綾子はそう返して、酷く苦しげに、でも無理矢理に微笑んだ。