わたしとあなたのありのまま ‥2‥


「うん。ほのかなら出来るよ。
 エラいよ、ほのか」

 綾子は顔をクシャリとさせて笑いながら、私の頭を撫でてくれた。


 こんな風に、綾子に子ども扱いされるのは不快じゃない。
 むしろ心地いい。

 私は……
 綾子よりずっと子どもだから。

 私は子どもだ。
 後先のことなど考えず、その場の感情のみにつき従って破壊的行動をする。

 ヤンチャクチャなお子ちゃまなんだ。


 そう気付いたら、そんな自分が愛おしく感じた。
 おかしな話だけれど、自分の欠点を見つけられたことを、とても嬉しく思う。

 欠陥だらけのわたしが、今、愛しくて仕方がない。

 これが、わたしのありのままだから。
 田所が好きだと言ってくれた、ありのままのわたしだから。


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