甘く、甘い、二人の時間


社内会議を終え二課に戻る。



そこには、年内最後のプロジェクトに向けて、目をキラキラさせて働く部下達がいた。




「皆、すまないが一度手を休めて聞いて欲しい。」






話し終えると、"仕方ない"とか"やっぱり課長がいた方が安心する"等言ってくれた。


今回は渋々引き受ける事になったが、本当は、会社の為にも二課の為にも俺に代わる人材を沢山育てる必要がある。


実際に二課の部下達はそれなりの営業力をつけてきている。




でも部長に理解して貰えないなら、今回のプロジェクトで直接取引先に訴える事にしよう。


その為には、仕方ない。


今回もプレゼンに参加するしかないだろう。







そう決意すれば、頭をよぎる菫の顔。



マズイよな……


よりによってクリスマスに出張になる。




< 164 / 209 >

この作品をシェア

pagetop